no.6 きっつい不安を消すためのあれこれ
不安。
今までの人生の中でこれを感じない日々はなかったと思います。
女性は過去・現在・未来を明確にイメージできるから特に強く感じることがあります。
今までこうだったから、今はこうだから、そして未来はこうなるだろう。
占い師に女性が多いのもきっとそうなんだからと思います。
そしてそれは危険回避を可能とするかもしれませんが、それ以上に不安の渦へと私たちを引き込むのです。
不安は未来の産物
過去に不安を感じることはありません。
現在もそうです。
これから起こることを予想することで不安は産まれるのです。
義父の介護放棄を知って私は巨大な不安に襲われました。
- 義祖母があの部屋で死んだら?知っていて見て見ぬふりしたのなら私も共犯だ。
- 息子がいろいろわかるようになったら?私はどんな母親に映る?
- 義父の刃が息子に向いたら?
全て未来に対する不安でした。それに捕らわれた私は四六時中その恐怖にイラ立ちを起こすようになったのです。
わたしはその不安と恐怖の中に生きてました。
しかしある日気づいたのです。
まだ何一つ起こってないということに。
未来を変えるには今を戦え
私の中にある未来は不安だらけでした。
でもこのままだとこの未来は現実となります。
それが起こったらどうしようと対処法も考えました。
しかしどう転んでも地獄を見るのは間違いない。息子が部屋で死んでいる義祖母を見つけるかもしれない。義父が義祖母を勢いで殺すかもしれない。そんな未来、起きたって対処なんてできない!
これからもその未来に脅かされて生きていくなんて嫌だ!
私はそんな生活を主人と息子と送りたくないと強く思いました。
だったら………
「嫌ならでていくしかないんだよ?」
義祖母の介護放棄について話した時の義父の言葉が頭をよぎりました。
出ていけば未来が変わる…?違う。逃げればそれこそ一生憑りつかれる。
介護放棄を見て見ぬ振りしたことには変わりない。
「嫌なら…逃げるんじゃない。今に立ち向かうんだ。」
私は今と戦うことで未来を変える選択をしました。
そして私は主人と話し合い先日記述した叔母夫婦と連絡を取ることを決めたのです。
その結果私の未来は変わりました。
たとえ今日、祖父母がこの世を旅立っても私は息子に胸を張って自分のしたことを語れるでしょう。
もちろん、病院にも歯医者にも、デイサービスにも行けるようになった義祖母の未来からそもそも「今日死ぬかも」ということが消えました。
みんなが未来に不安を抱いている
みなさんも多くの不安を未来に抱いていると思います。
彼との行く末、来月の生活費、わが子の成長、親の今後、自分の未来。
あなたの不安はごもっともで正しいと思います。
しかしそれはまだ起こってないことです。
この道をまっすぐ歩けば落とし穴が待っています。その未来は変わりません。見て見ぬふりしてもいつかたどり着いてしまいます。だから「今」右へ曲がってください。左でもいいです。
「今」立ち向かえば未来は変わります。私たちは不安な未来を変えられるのです。