no.00 子育てしながらの介護の始まりのあれこれ

こんにちは。ajisaiです。

 

No.00シリーズ。私のあれこれを深く話す回です。

今回は子育てしながらの介護。私がダブルケアをすることになった話を少し。

 

 

きっかけは義父の介護放棄

夫の実家に住むようになって、義父が義祖母を介護放棄しているという事実が明るみにでました。そのことを指摘したら「嫌なら出ていけば?」とのこと。

それぞれの家にいろんな事情があるとは思うけどなかなかのデンジャラス。

 

子育てと介護なんてそんな無茶なと思ったけれど…

保育士さんに聞いたらこの世には「ダブルケア」という言葉があるそうです。

こんな状況は世の中にたくさんあるみたいですね。

こうなったらやるっきゃない。

そして私のダブルケアライフが始まったのです。

 

叔母夫婦と共に

義父が何もしてくれないので義父の妹さん夫婦(叔母にあたる人)に連絡を取ってみました。義父と叔母は仲が悪く「最低なやつら」と主人も聞かされていておそるおそるでした。

しかし「孫の嫁、しかも子育て中」の私にできることなんて限られていたので藁にも縋る思いでした。

 

驚くことに。叔父叔母はすぐに飛んできてくれました。

そしていろいろ話してくれました。

 

「わかってはいたけど家に協力してくれる人がいないから手が出せなかった。」

「食料や必要なものを定期的に送ってたまに顔を出すくらいが限界だった。」

「もうここで暮らさせるのは限界だと思っている。施設にいれるよう勧めていきたいから協力してくれませんか?ajisaiさんたちにこれ以上のことはお願いしませんので。」

 

主人は小さいころから父母から聞かされていた極悪人の叔父叔母をすぐには信用できませんでした。わたしも主人から聞かされていたので半信半疑だったのが正直なところです。

もしかしたら私たちはうまく利用されてしまう…??

そんな不安がよぎりました。

 

しかし叔父叔母に協力する以外、方法がない。

やるっきゃありませんでした。

「自分の目でこの人がたちがどんな人なのか確認しよう」

その思いで私も覚悟を決めたのです。

 

不思議なものですが、私はあんなにひどい義父の言葉を心の奥で信じていたのです。

すでに義父の毒牙に凌駕されていたのかもしれません。

今思えば産後の弱った心身に隙があったのでしょう。

 

なによりも自分を信じることでその呪縛から逃れることができました。

 

叔父叔母は…それはそれは常識の塊の人たちでした。

「あなたがやることじゃない。申し訳なく思っている。でも今は協力してほしい。」

と本当に私たちの生活を守りつつ義祖母の介護を進めていったのです。

 

見えてきた真実

そして後日、どうして義父が叔父叔母を嫌っているかわかりました。

「自分のメンツを潰された。」

叔父の権力を利用した無理なお願いをし叶えてくれなかったのが気に入らなかったそうです。そんなお願いをした自分を悪いと思わず、メンツを潰された…と。

 

それに巻き込まれていた若いころの主人。

主人は心の中でおかしいことに気づいていました。しかし自分の父母の言葉を信じ、彼は自分の思いに蓋をしていたのです。

 

どんどん明るみに出てきた真実。

主人の表情をみて、それ以上私はこの話をするのをやめました。

 

そして叔母夫婦に会うときに

「過去のことは触れなくていい。「嫁に良くしてくれてありがとうございます。」あなたはそれだけ言って立っていればいい。」

そう主人に話しました。

彼はその通りにし、叔母夫婦は主人にすごく良くしてくれました。

 

これからのこと

そうして私は子育てしながら義祖母の介護をすることになったのです。

といっても0歳児の子育て中。できることには限界が。

なので私のやることは介護サービスをきちんと受けるようにすることにあります。

私も知らなかったのですが、区役所に問い合わせると、自宅のお年寄りの生活についてのサポートサービスをいろいろ教えてもらえるんですよね。

今後そのこともご紹介できたらと思います。